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フランス絵本 プティトラン

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「紅の豚」でジーナさんが歌う「さくらんぼの実る頃」

ガスパール フランス語教室からのコラムです リサ


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紅の豚 でジーナさんが歌う

さくらんぼの実る頃 *さくらんぼ*

大好きな曲です。

この曲は言わずと知れたフランスの曲。



原題は
Le temps de cerises (さくらんぼの季節)

人の命の儚さを穏やかに歌い上げる古いフランスの名曲です。



(いろいろな人がカバーしています。

なんとあの老舗ロックバンドNoir Désir まで!

原曲のメロディーとはだいぶ違うので、
はじめて聴いたときはわかりませんでした(笑))







この曲が作られたのは今から100年以上前のこと。
Comune de Paris(パリコミューン)を思って書かれた曲で、
1871年、ほんの短い間パリを統治した革命政権の最期をもたらした
Semaine sanglante(血の一週間)の最中に短い人生を終えた
一看護士の女性に捧げられたと言われています。


さくらんぼの季節は短い・・・
短い間にパッと色づき散って行く・・・
悲しいけれど、その短い季節が好きだ・・・



コミューンの見せた一瞬の華やかな盛り上がりと、
それに対するノスタルジーを歌います。


ゆったりした美しいメロディーの中に、
パリ・コミューンという夢に散った無名戦士たちの姿が
目に浮かぶようです。




*さくらんぼ* 歌詞から抜粋  *さくらんぼ*

il est bien court le temps de cerises
(サクランボの季節は短い)

il = le temps de cerises
この文型はよく会話で使われます。
フランス語は長い主語を嫌うので、こうした言い方が好まれるのでしょう。

J'aimerai toujours le temps des cerises
et le souvenir que je garde au coeur.
(サクランボの季節を、そして心にとどめているこの思い出を
いつまでも愛するでしょう)

aimerai は aimer(愛する)の未来形。
toujours は、いつまでも、変わらず、という思いを表現しています。
que は je garde le souvenir au coeur という文の
COD(直接目的補語)= le souvenir を
前に出すための関係代名詞です。




紅の豚 ではたしか、
ジーナが信念を胸に短い人生にかけるマルコたち航空挺乗りの前で
歌う一場面を作り上げていました。


幸せはシャンソニア劇場から 」でも
重要な場面でさりげなく歌われていました。

14 juillet (Fête nationale, パリ祭)の夜、
大切な友人が殺されたということを告げられる場面です。
パリ祭が象徴する革命の精神、夏という季節、にぎやかな空気と、
人の死というこのシーンのテーマ、そしてその死の背景にある
資本家と労働者の対立までもが、歌と見事に一致していました。
さて、この「幸せはシャンソニア劇場から
(原題 "Foubourg 36 ")
ブラックユーモアあふれる Les Bronzés シリーズや
「コーラス」など正統派映画でも活躍する Gérard Jugnot
そして同じく「コーラス 」のおちびさん Maxence Perrin
(Jacques Perrin の息子)が主役でした。

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